欧州トップクラスのメンズブランド「カルダントン」真相調査
深センにあるカルダントンの直営店では、原産地がイタリアであることを明記したカルダントンのスーツが3万元近くで販売されている。カルダントン、18年の歴史を持つイタリアの有名ブランドの服で、高級、ファッションの路線を歩んでいる。
イタリア、香港、深センで多くの場所を調査したところ、現在国内の多くの空港や高級デパートにコーナーを設けている「欧州トップクラスのメンズブランド」カルダントンは、実はイタリアにしかないことが分かった登録商標を取得し、工場を設置して生産していないが、実際には国産ブランドである。
カルダントンは1993年から中国に導入され、現在では全国に数百店、空港店だけで30店以上がある。カルダントンのデザインは主にイタリア風だ。しかし、首都空港のカルダントン専門店で働いていた販売員は、カルダントンはイタリアで登録されたブランドで、実際には国内で加工されていると記者に話した。
イタリアでは誰もそれを知らない
イタリア政府の商業・税務機関ザカロという役人は記者に、検索してみると、イタリア商会の登録資料にはカルダントンが入っていないことが分かった。つまり、カルダントンはイタリアに企業登録をしていないことを意味している。
アパレル業界に進出して35年になるイタリアの業界関係者は、同業界で有名なブランドについてはよく知っているが、カルダントンというアパレルブランドはイタリアでは聞いたことがないと記者に話した。別の業界関係者によると、彼は国際ブランドの服をたくさん販売したことがあるが、カルダントンというブランドを聞いたことがないという。
「アパレル業界の暗黙のルールです」
記者はこのほど、カルダントン・重慶両地の直営店管理責任者の余氏に加盟店として事情を聴いた。余氏によると、これらの状況はすべてアパレル業界の暗黙のルールであり、多くのブランドが欧州に登録され、国内で生産される道を採用しているという。
余氏によると、現在、カルダントンの国内展開に影響はないという。外国製品になりすましたブランド戦略について、余氏は、これは消費者が愚弄する「私たちの定価はブランドそのものの価値、生産コスト、プロセス、原料などと関係があり、この価格は消費者に認められており、現在の価格よりも価値がやや高いと感じています」。
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